中小企業で働く魅力を考える②

こんにちは!
調布みつぎの築山です。
今日は不定期連載企画「中小企業で働く魅力を考える」第二弾として、
ある一冊の本の著者のお話を参考に、その魅力を主観的な目線を交えてお伝えしていきます。

前回記事「中小企業で働く魅力を考える①」リンク

『小さな会社でぼくは育つ』神吉直人(インプレス)より
内容を、amazonのレビューよりご紹介します。

著者の神吉さんは、マイナビ転職さんのインタビューで、次のようにお話しされています。
一部を要約してご紹介します。

中小企業で働けば若くても「スキルアップ」できるチャンスがある

相対的に一人に掛かる負担は大きく「やることが盛りだくさんで大変」というネガティブな発言もあるが、「いろいろ経験できるのが楽しい」というポジティブな意見もある。
仕事の全貌が掴め、できる仕事の幅が広がり、より責任のある大きい仕事にチャレンジすることができるかもしれない。
もちろん、人がいないから「やらざるを得ない」という話でもある。
とはいえ、この経験を若い時からできるのは、中小企業だからこそ得られる最大のメリット。
大企業の場合は役割分担が明確で、担当以外の仕事を任されることは少ない。
ましてや、責任ある業務を任せられるのは、それなりに経験を積んでからのこと。
つまり、若いうちからスキルアップにつながる経験を得たいなら「中小企業」という選択もある。

マイナビ転職「 中小企業だからこそ幸せになれる働き方、魅力・メリットとは? 」より一部要約https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/enterprises/01?contents=7467&block=backnumber

上記のお話は、まさに私も実感しているところです。

私の前職の大手企業時代には、総務部職員として勤務し、専務取締役が背中越しにいる(総務部長を兼任されており、上司にもあたる)という恵まれたデスク配置もあり、まさに日々経営を「間近」に感じながら、仕事をしていました。
株主総会の運営やIR(投資家向け広報)業務も部分的に担わせていただき、決算短信などの株式事務や、TVCMと絡めたIR広報や投資家向けイベント実施、実際の投資家とのコミュニケーションなど、「上場企業」「大手企業」としての誇りや、やり甲斐を感じておりました。
また、そこで求められる専門スキルにも、磨きを掛けるよう意識していました。

ただ、良くも悪くも組織が縦割りでお役所的になっている部分も多く感じました。
生産性を高めるために、規模が大きくなるほど、組織の分業化が進むのは必然のことで、明確に文書化された規定(業務分掌:ぎょうむぶんしょう、と言います)に基づき、各部門が定められた業務・職務をこなしています。
結果、大手企業に求められる能力は、得てして「専門的(専門性、スペシャリスト)」であることが多いと思われます。
その点を意識すれば、その「専門性」が自らの強み(武器)となり、キャリア形成に大きく寄与してくるのは間違いありません。
私は個人的に、専門性を極めていく方向性より、経営という観点で全般的に仕事の幅を広げていきたいという方向性を志向する気持ちが強く、結果として新しい職場環境に転じることとなりました。

一方で現在の私は、いわゆる「中小企業」に勤めております。
上記に触れてきた大手企業での職務経験を生かし、経営管理部という、まさに経営全般に携わることができる職務に就きました。
財務・会計、法務、人事など幅広い知識や経験が求められるため、恐らくではありますが、新卒では簡単には就けない職務かと思います。
ここで求められるのは、一つの分野に長けたスペシャリストよりも、幅広い分野に対応する「ジェネラリスト」になります。
一言でいえば、毎日本当に忙しいですし、仕事によって求められる知識が全然違ったりするので大変なのですが、こちらの働き方や仕事の方が、今の私の肌には合っているな、という実感があります。

ただ、このキャリアを、学生時代の就活時点で描けていたかと言われれば、漠然と経営に携わりたいなという希望はありましたが、正直全く想像もしていませんでした。
前回の記事内でもご紹介した、クランボルツ博士の「計画的偶発性理論」というキャリア理論を、まさに地でいくキャリアの積み方、歩み方だったと、振り返って感じております。

「結果が分からない時でも、行動を起こして新しいチャンスを切り開くこと、
偶然の出来事を活用すること、選択肢を常にオープンにしておくこと、
そして人生に起きることを最大限に活用すること」

このポイントを、本当にそのままやってきたという感じです。

先にご紹介した神吉さんのインタビューでは、次のように締めくくっています。

月並みだが、中小企業が「合う人」も「合わない人」もいる。
合う人であれば中小企業ならではのメリットを生かし、幸せな会社員生活を送れる。
そして、中小企業が合わない人は大企業を目指すなど、より自分に合った環境を求めて転職すればいい。

マイナビ転職「 中小企業だからこそ幸せになれる働き方、魅力・メリットとは? 」より一部要約https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/enterprises/01?contents=7467&block=backnumber

私も、同感です。
(ただし、「大手→中小」の転職はしやすいが、「中小→大手」の転職は、
よほどのセールスポイントがなければ、簡単にはできないものという意見も聞きますので、その点はご留意ください。)

自分の価値観を振り返り、どんなキャリアを歩めたら幸せなのか、ボンヤリとでもいいので、就職活動のこのタイミングで、一度ぜひ真剣に考えてみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

築山祐介 つきやまゆうすけ

㈱調布みつぎ不動産研究所 経営管理部 兼 新卒採用担当。大手外食チェーン店舗勤務、大手学習塾教室長・本部総務職を経て、2017年より現職。 当「調布みつぎ 新卒採用ブログ」を立ち上げ、主に大学生の就活や企業研究に役立つ情報を発信中。人材育成・他者成長支援・地域貢献がライフワーク。趣味:国内旅行、街歩き、スポーツ(サッカー・野球など)。宅地建物取引士、キャリアコンサルタント。趣味が高じて「国内旅行業務取扱管理者」資格も学生時代に取得。