消防団に学生参加で就活有利に!?証明書の発行で参加者が急増している話

こんにちは!
調布みつぎの築山です。

先日新聞で、興味深い記事を見つけましたので、内容を一部共有させていただきます。


消防団に学生就活有利!?証明書の発行で参加者急増「活動知るきっかけに」

大学在学中に消防団の活動をする学生が増えている。1年以上参加した学生に公的な証明書を発行する制度の導入を機に、火災予防や啓発活動に携わった経験を就職活動でアピールできることなどが背景にある。2018年の全国の学生団員数は約4500人で09年の3倍に達し、自治体の防災担当者は「卒業後も社会人として続けてもらいたい」と期待している。
(中略)
認証制度は消防団の活性化のため14年に総務省消防庁が全国の自治体に通知を出し、導入を呼びかけた。
消防庁がまとめた学生向けのリーフレットは「証明書は就職活動の自己PRなどで活用できる」と強調。狙いは功を奏し、全国の学生の消防団員数は09年の1515人から、18年は4562人に増えた。
15年に認証制度の導入を始めた東京消防庁管内の自治体が運営する消防団も、学生の加入が相次ぐ。
18年の登録者数は200を超える大学・専門学校に所属する586人に上った。名古屋市とは異なり、通常の消防団員と同様に定期的な訓練や現場へ出動しなければならない。
登録のハードルは高いが、今年7月1日までに283人が1年以上活動したとして認証を受け、就活などに利用しているという。

2019.8.2 日経新聞(夕刊)

消防団員は全国的に絶対数の減少や高齢化などの問題を抱え、どこも人集めには大変苦労されているのが実態です。
この認証制度がうまく機能すれば、社会的な課題の解決と、学生自身の社会貢献への想いの実現や就活への利点などにつながり、非常に良い取り組みだと個人的に感じています。

防災対策の広報に特化していたり(名古屋市)、通常の消防団員と同様に定期的な訓練や現場へ出動が要請されたり(東京都)と、自治体によって学生消防団の職務は異なるそうで、実際の登録や活動への参加はハードルが高く、相応の覚悟が求められます。
(生半可な気持ちでは務まらない、ということでしょう。)

興味をお持ちの方は、まずはお住いの自治体の情報をご参照ください。
※以下は、東京都(23区)の例です。

≪特別区学生消防団活動認証制度≫ http://www.tfd.metro.tokyo.jp/camp/2019/201901/camp2.html

ハードルが高く難しい…という方には、こんな手も!

地域や社会の役には立ちたいし、就活でのアピールもしたいが、上記ではハードルが高い…とお考えの方は、以下のような手段もご一考ください。
(著者は下記のいずれも受講経験があり、その内容や質の高さ、受講者間のネットワークなど、得られるものは非常に大きかったと自負しているため、ご紹介させていただきます。)

◆災害ボランティアトレーニング

「(一社)ピースボート 災害ボランティアセンター」という団体が主催している講座です。

・入門(¥1,000税込)…1日2時間の講座
・リーダートレーニング(一般¥3,000税込/学生¥1,000税込)…2日間16時間の講座

修了者には、修了証が発行されます。
※本情報は2019.8.5現在のHP参照情報です。受講検討の際は、必ず主催団体からの情報をご確認ください。
<(一社)ピースボート 災害ボランティアセンター 講習プログラム>
https://pbv.or.jp/volunteer_training

◆救命講習(各種)

各消防当局が主催されていますので、お住いの自治体の消防HPをご確認ください。
以下、東京消防庁の例です。

・普通救命講習(¥1,400税込)…1日4時間の講習会
 心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などを学ぶコースです。
・上級救命講習(¥2,600税込)…1日8時間の講習会
 普通救命(自動体外式除細動器業務従事者)講習の内容に加えて、
 小児・乳児の心肺蘇生、傷病者管理、外傷の応急手当、搬送法など学ぶコースです。

※いずれも受講修了により、認定証(有効期限3年間)が交付されます。
<東京消防庁 HP>
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
<(公財)東京防災救急協会 HP>
http://www.tokyo-bousai.or.jp/lecture_kousyu/

行動する前に、よく考えよう!

いずれも善意の講座であり、修了証自体は必ずしもスキルの証明にはなりません。
また、単に「修了証・認定証欲しさ」だけの受講は、あまりお勧めしません。
(就活でのアピール材料にはなり得ますが、「なぜそれをやろうと思ったのか?」という動機と、それをどのようにアピールしたいかは、よく考えなくてはなりません。)

ただし、これらの講習を受講しておくことで、いざという時の心構えにもつながります。
大切な人を、家族を、命を守るため、災害時や緊急時の基本的な知識と技術を学んでおくことは、非常に意義があることだと思います。
結論として、上記の受講は就活アピール材料になり得ますし、何よりもそれ以上に社会の役に立ち得る、意義深いことだと、個人的に考えます。

来る9月1日は防災の日…非常事態への備えを、国民みんなで考えようという日です。
今回の記事を機に、少しでも災害への備えについてお考えいただけますと幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

築山祐介 つきやまゆうすけ

㈱調布みつぎ不動産研究所 経営管理部 兼 新卒採用担当。大手外食チェーン店舗勤務、大手学習塾教室長・本部総務職を経て、2017年より現職。 当「調布みつぎ 新卒採用ブログ」を立ち上げ、主に大学生の就活や企業研究に役立つ情報を発信中。人材育成・他者成長支援・地域貢献がライフワーク。趣味:国内旅行、街歩き、スポーツ(サッカー・野球など)。宅地建物取引士、キャリアコンサルタント。趣味が高じて「国内旅行業務取扱管理者」資格も学生時代に取得。